最近になって気が付いたのですが、何故かがま磯マスターモデル2だけ記事にしてなかったので、2年間の使用をして来た竿の評価と感想を書いていこうと思います。
ちなみに私の釣り場の主なフィールドで狙っている対象魚はハネ(スズキ)です。
このハネは、大阪話近海でどこにでもいて、魚体もアベレージが50cmほどで大きい魚体は1mをこえて超えてくる魚体もいます。
これらを太い仕掛けや剛腕の竿に頼らず、極細仕掛けで、魚を怒らせず、いなして獲る為に使用。
また、私がこの竿で使用しているハリスは0.8号~1.5号とハネ釣りで使用するには細い類に入ります。
(ハネ釣りの標準ハリスは1.75号~2.0号場所によっては2.5号が標準です。)
ちなみに私は、このマスターモデル2口太Ⅿ53を使用して、ハリス0.8号で71cmのスズキを仕留めています。
0.8号といった細ハリスでは過去最高サイズを仕留めることに成功しています。
ハリス1号で72cmをアテンダー2の0号で仕留めた経験はあるのですが、0.8号で1号を使用して釣ったスズキより安心して釣り上げることに驚きました。
こういった使用条件ではありますが、これから購入を検討している方への参考になれば幸いです。
目次
マスターモデル2口太Ⅿ


極胴調子が強烈な個性を放つ ―
ある性能を極める(マスターする)こと。
マスターモデルの名を継承するにおいて、磯竿における最重要命題である「粘り」を極限まで突き詰め、普通とは全く異なる強烈な個性を持った竿を開発。
最大の特徴は超細身のブランクスが生み出す柔軟な粘りにあり、“がま磯”シリーズで最も胴調子(極胴調子)に仕上がっています。
穂先と♯2を少し強めに、♯3~元竿までは超細身かつ柔軟に設定。そのため低負荷時には張りがあり、胴調子のような感じはしませんが、高負荷が掛かれば竿がムチのようにしなり、大物の強烈な突進を柔軟に受け止め、ライン強度を最大限に活かしながらテクニカルなやりとりができます。
がま磯の歴史を継承しながら、最新の装備を搭載 ―
前作のマスターモデル尾長で細身肉厚設計のためにセパレートグリップを採用し、スーパーアクティブサスデザインを搭載したのがアテンダーIIでした。
ここからさらに飛躍するきっかけとなったのが、PCS(パワークロスシステム)とTORAYCA(R)T1100Gとの融合です。
ネジレに弱いという細身設計の弱点を、PCS(パワークロスシステム)によるネジレの抑制で見事に克服。
強い負荷が掛かった際でも竿がブレることなく魚の引きを受け止めながら美しくあしらうことを可能にしました。
また、胴調子の竿にありがちなダルい振り感も、T1100Gカーボンを使用することで竿ダレが少なく、比較的操作しやすい竿に仕上がっています。
そして何より、TORAYCA(R)T1100Gの最強の強度によって限界まで細身にすることが可能となり、非常に粘り強い調子に仕上がりました。リールシートは全機種スクリューシートを採用。リールをがっちりと固定できます。
手に触れるフード部分はゴム素材を採用し、滑りにくくしっかりと握れます。
こだわりはデザインにおいても ―
強烈な個性を放つマスターモデルオリジナルデザイン。
口太は透き通った海のライトブルー、尾長は黒潮の効いたディープブルーをそれぞれイメージカラーとし、細部にまで使いやすさと装飾にこだわった、まさにマスターモデルにふさわしい仕上がりです。
Mタイプ
1号クラスの柔軟性を持っておりますので、ハリスをいたわりながら思い切って曲げることが可能。
また、スクリューシートにより大物が掛かっても安定感があります。
繊細な仕掛けを使用される方や、胴まで曲げて楽しみたいというこだわりを持った方におすすめです。
MHタイプ
1.25号クラスの強さ設定。
35cmクラスの口太グレでも十分に曲がりを楽しめる柔軟性を持つ反面、50cmクラスの大型口太グレに対応可能なパワーを兼ね備え、幅広いフィールドで「頼れる」竿に仕上がっています。
マスターモデル2口太Ⅿは細身で最強の口太用胴調子竿その強は?

竿の強さはまだまだ限界を見ていません。それだけ強い竿だという認識で結構です。
ただし、竿で溜めて取るのではなく、最初に思いっきり引っ張って竿に力が加わる胴の部分に乗せないと、最初の初動が遅れます。
アテンダー2もそうですが、それが更にキツクなった感じはありますが、その分竿の曲がり幅が異常な為、魚が行こうとする力を竿で吸収する感じに仕上がっています。
(この幅がアテンダー2より数段上に仕上がっています。)
魚が引けば引くほど、魚が勝手に疲れてくるので、魚を怒らせず、ジワジワと寄せることが出来る強さを持っています。
私の釣ったスズキも3キロ越えの大型ではありましたが、エラ洗いをさせることなく、2分ほどのやり取りでなんなく浮かせることが出来ました。
アテンダー2で0号の時は10分ほどのやり取りで時間を掛けながら体力を奪いましたが、マスターモデル2口太では竿の胴に入ると魚を落ち着かせる時は竿で溜めて、魚の動きを制ししたい時は、引っ張って魚にプレッシャーを入れて魚を誘導する感じです。
大型の魚とのやり取りも手が疲れにくく、まだまだ竿のポテンシャルを感じる竿でした。
マスターモデル2口太Ⅿは細身で最強の口太用胴調子竿の使用感は?

私が現在使用している竿は、マスターモデル2口太Ⅿ53ですが、胴調子の竿とは思えないくらいシャンとしています。
穂先が垂れることがある胴調子のアテンダー2に比べると非常に持ち重りかんが少なく、ハリのある感じで操作性に優れています。
更に細身になったおかげで風の切れも良く、使用による不快感などはなかったです。
ただ、それでも、棒ウキや二段ウキのような釣りでは穂先の張りが足りないので、スバリ率が上がりました。
どうしても、胴までの伝達に時間がかかるので、重みのあるウキだど、魚を掛け合わせるのに慣れるのが難しかった感はありました。
それでも、書いている重量とは裏腹に、全く持ち重り感もなく、非常に軽快に釣りをしております。
マスターモデル2口太Ⅿは細身で最強の口太用胴調子竿、同じ系統のアテンダー2との違いは?

まずマスターモデル2は、アテンダー2に比べて全てが上位互換になっています。
当然。パワーだけでなく。汎用性。操作性に見た目の全てが上になっています。
上位互換になっている物
- 操作性
- 持ち重り感
- バランス
- 純粋のパワー
- リールシート
- グリップ
- 衝撃の吸収力
- ハリスに対しての優しさ
各方面でアテンダー2を凌駕しています。
唯一負けているのは価格くらいでと思います。
アテンダーで中古価格が5万円ほどなので、マスターモデル2だとおよそ2倍。
2本分のアテンダー2が購入できること考えると、悩ましいところです。
皆さんのおサイフ次第だということですね!!
マスターモデル2口太Ⅿは細身で最強の口太用胴調子竿、最強の磯竿インテッサG5との違いは?

最強のインテッサG5と比べるのは間違っている感じはしますが、最強の磯竿であるインテッサG5と比べると、純粋のパワーだとインテッサG5の方が上です。
操作性や竿の張りもインテッサの方が上ですが、持ち重り感はマスターモデル2の方が少ない感じがします。
更にグリップとリールシートはマスターモデル2の方がリールがしっかり固定出来るので、リールのガタツキがありません。
インテッサG5は巨大魚がかかった時ににリールシートまで曲がるので、リールがガタツキました。

青い稲妻アオブダイ(ハリス1.75号)
こいつが来たとに目一杯溜めた時にリールシートまで竿が曲がりガタツキ出しました。
そういったことからマスターモデル2のリールシートがスクリューシートで一番安定している感じがしました。
それ以外ではやはり、インテッサG5の方が全体的に上位性能を保っています。
若干強すぎる気がしましたが。
大阪湾では、インテッサG5の無双で魚を釣り上げています。
マスターモデル2口太Ⅿは細身で最強の口太用胴調子竿まとめ

値段だけみると非常に高価な竿ですが、それそうなりの見返りも充分にある竿だと確信しております。
売価だと11万円ほどするのだが、現在中古品だと9万円前後とついに10万円を割っています。
状態の良い未使用品でおよそ10万円と新品を購入するより安くなってきており、消費税が上がる前に購入を検討されている方は、是非考えてみてはいかがでしょうか?
グレ竿として購入をしていない私が言うのもなんですが、非常によくできた竿です。