こんにちわ。TINUOです。
今回ご紹介する竿は、なんと!!がま磯の中で最も先調子の竿、グラナード(GRANARD)を実際に使用して使用感などや持ち重り感。
どのようなフィールドに向いているかを紹介したいと思います。
また、他のがま磯シリーズの先調子の竿と比べてどうなのか、良かった点や悪かった点などをあくまで私個人の感想を述べたいと思います。
目次
がま磯グラナード(GRANARD)を実際に使用して評価と他の竿と比べてみました!!(スペック)

大型グレを相手に常に先手を取ってやり取りができるようパワー先調子に設定。
最高クラスの引張強度を誇る炭素繊維「TORAYCA(R)T1100G」を採用し竿先部を軽量化していますので、持ち重り感が少なく、操作性に優れる調子を実現。
先調子ロッドなので、ライン操作のしやすさや穂先のアタリ感度は抜群。
#2、#3にはネジレ強度に優れるPCS(パワークロスシステム)を採用していますので、大型グレとのやり取りの際も横ブレすることなく、一定のテンションを保ちやすく主導権を与えずやり取りすることができます。
また、胴調子ロッドほど竿が曲がり切らず、竿の手前部分にパワーの余力部分ができるため、余裕を持ったやり取りができます。
そのため、常に先手を取って強引なやりとりが要求される根回りの攻略にも最適。
また、仕掛けのコントロール性能に優れ、掛かった魚を遊ばせることなく取り込めるため本流潮でのグレ狙いにも最適です。
1.85号
良型の口太グレや50cmクラスまでの良型尾長がメインターゲット。抜群の操作性で、快適なやりとりを実現します。
2.15号
50cmオーバーの良型尾長が狙えるパワー先調子。根がきつい場所や強引にやりとりしたい場面にも最適です。
がま磯グラナード(GRANARD)を実際に使用して評価と他の竿と比べてみました!!(実釣)

実釣場所
- 釣行日 12月10日
- 釣行場所 汐見埠頭
- 釣行時間 正午~17時
- 釣り方 エビ撒き釣り
竿の謳い文句は口太グレの50cmオーバーと良型尾長グレにたいして先手を取れる竿がエビ撒き釣りではどのくらいの魚に対応できるのかが興味があったので、地元でデカイ魚が釣れている所で汐見埠頭を選択。
当時は青物やスズキの回遊が多かったので、スズキや青物の強烈な引きに対して、どれくらいの竿の強さなのかを確認するためです。
実際の釣果

- ツバス 50cm 1匹
- エソ 40cm 1匹
- スズキ バラシ 70cmくらい? 1匹
実釣の使用タックル
- 竿 グラナード 1.85号53
- リール トーナメントISO3000LBD
- ウキ 松飛スペシャル5-5
- 道糸 グレ道2.5号
- ハリス ブラックストリーム2.5号
- 針 グレ針 7号
今回は竿に合わせてタックルバランスを考えているので、私が普段の地元で使用する仕掛けではありません。
実際の竿の曲がり動画
実釣による竿の評価
実際にこの日の釣果は50cmくらいのツバスとエソの40弱にスズキの70cmクラスのバラシで分かった事は竿の反発がかなり強い!!
ツバスは少し大きめの20代後半のサバが掛かったような感じ、エソは良型の20cmくらいハゼを釣り上げた感じになりどれも秒殺。
スズキに関しても本来なら潜水艦の如くなかなか浮いて来ないのですが・・・・。
竿を曲げてみようと強引に引っ張ってみると速攻で浮いてきました(笑)
1分程の動画ですがほとんど竿が曲がっておりません。
完全な先調子の竿の曲がりですが、竿先だけが曲がる感じではなくしっかりと三番くらいまでは魚の重量によって徐々に、曲がる感じのがま磯らしいがま調子になっていました。
竿先は操作性を上げる為に非常に硬く敏感で自重の軽いウキだと上手く竿の反発を使うことが難しいので遠投が難しい。
遠投が必要な所ならウキの自重が10ℊ以上有れば充分に竿の反発を利用して投げることが可能になる。
円錐ウキのサイズだとMサイズ以上がベスト!!遠投はLサイズ以上が使いやすかったです。
持ち重り感は全くなく1.5号53のアテンダー2よりもグラナードの方が軽く感じ操作性も非常に楽に感じました。
魚とのやり取りも常に先手で魚を誘導できるので、狭い範囲や障害物のある所でも強気のやり取りができます。
ところが竿の反発は号数以上のオーバースペックなので細ハリスが非常に使いずらい。
竿の反発が勝ってしまいハリスが切れる確率が非常に高い。
現に私も魚とのやり取りでハリスを飛ばしてしまい貴重な魚をオートリリースしてしまいました。
やはりグラナードが活躍してくれそうなフィールドは和歌山の中紀以降でヒラスズキや強烈な引きする磯魚で丁度いい感じがします。
青物ならメジロクラスなら丁度いい相手になりそうです。
がま磯グラナード(GRANARD)を実際に使用して評価と他の竿と比べてみました!!(他の竿との違い)

グラナードを他の竿と比べてどうなのかを考えてみました。
特に同ランクに値するグレ競技スペシャル3・4と比べた時にどれくらいの違いがあるのかをメインに感想を述べていきます。
グレ競技スペシャル3との違い

グレ競技スペシャル3はがまかつ先調子ロッドとして非常に軽量で持ち重り感が少なく、先もしっかりしているので操作性には非常に優れておりました。
ただ竿の粘りは非常に少なく、がま調子で曲がるのですが、思ったより魚が浮いてくれず手こずる事もあり、細ハリスを使用するのはちょっと怖い印象でした。
グラナードはこの竿の上位機種のような感じで操作性と号数に見合わない軽快な竿なところはよく似ています。
ところが竿の反発は新素材のおかげでかなり強烈になっており、どんな大型な魚が来ても対応できる力強さをがあります。
ただし、細ハリスでは竿の反発の強さについていけないので必然的に少し太目のハリスを使用することをオススメします。
グレ競技スペシャル4との違い

グレ競技スペシャル4は新素材をまといグレ競技スペシャル3を進化させた竿になり、竿の胴の部分に張りを持たせたことで3よりダントツに胴の粘りがでるようになった竿。
ただ、竿先は前回に比べてかなり柔らかくなっており、操作性が前回より減っている感じはありました。
それでも、細ハリスが使いやすいようにラインナップに1号や0.75号などがラインナップされ、アイテムも豊富になり幅広く使いやすい竿に進化しております。
肝心なグラナードと比べると操作性だけを求めると圧倒的にグラナード。
やり取りを楽しむならグレ競技スペシャル4でしょうか!?ただ竿のパワーに関してはやはりグラナードの方が部があると思います。
かなり、やり取りが難しく、魚の取り込みが難しい場所ではグラナードが活躍してくれそうです。
ただ普通の波止場なら絶対にグレ競技スペシャル4の方が断然に使いやすく。やり取りも楽しめるでしょう!!
インテッサG5との違い

インテッサG5と比べてどうなのかというと、正直グラナードが軽くて操作性が若干上回っているだけで、それ以外では完全に負けています。
ハリスにも優しく、操作性にも優れているインテッサG5の方が断然に信頼感はあるし細いハリスにも充分に対応できる使用です。
当然、魚を浮かせるスピードも以上に早く、使い手を選ばない最強の磯竿がインテッサG5の良さになると思います。
ところが価格帯ではインテッサG5は中古でも10万円を超えることが多く、グラナードは中古になると7万円にまで下がるので、正直。購入にはかなり悩むところではないでしょうか?
私がオススメするな全エリアで使用を考えているならインテッサG5を部分エリアや特殊なエリアだけの部分使用ならグラナードが良いのではないでしょうか?
がま磯グラナード(GRANARD)を実際に使用して評価と他の竿と比べてみました!!評価

総評としては、かなりの先調子の竿で、かなり使い手を選びそうな竿になっておりました。
二段ウキや自立浮きなどの重めの仕掛けでも魚の掛け合わせはしやすく、しっかりとフッキングするので、掛けにいく釣りにはめっぽう強いイメージです。
ところが細ハリスの使用がしずらく1.5号クラスのハリスを入れると竿を曲げる事が困難になり、竿で溜めようとすると直ぐにハリスが切れる反発が入る使いずらさがあります。
その為に、どうしてもタックルバランスを上げる必要があるので、最低でも道糸とハリスの2号クラスくらいは使用したいと感じました。
価格も新品だと9万円以上は確定します。中古でも7万円クラスと高額なので、割高のイメージが消えません。
中古でインテッサG5を探す方が良い気がしました。
がま磯グラナード(GRANARD)を実際に使用して評価と他の竿と比べてみました!!まとめ

グラナードはいかがだったでしょうか?
冬のボーナス時期でそろそろ新しい竿が欲しい方はいきなりネットなどで購入するのではなく、釣り具屋で見て、触ってから購入を検討することをオススメします。
是非皆さんにも良い竿との出会いがありますように!!