フカセ釣りでアジ!?
いつの間に小物釣り師になったのと聞かれそうですが、ハッキリ言います。
今回はアジでも鬼アジと呼ばれる尺越え(30cm以上)をしているアジです。
30cm以上になればアジも青物のように力強く、傍若無人に走り周り、竿をブチ曲げ、最高の興奮と魚の力強い引きが楽しめます。
更に鬼アジは刺身や炙り、干物、フライにすると最高に美味。
釣って楽しいのデカアジをフカセ釣りで狙う新たなターゲットとしてはやらせたい。
そんな思いからデカアジをフカセ釣りで専門的に狙ってみることにしました。
目次
フカセ釣りでデカアジを狙う(狙うべきポイント)

デカアジは群れで行動していることが多く、1匹釣れると複数匹狙える魚です。
ところが回遊が無ければ逆に丸ボウズになりやすい魚でもあるのです。
そのため、回遊している場所を特定し、回遊時間や回遊条件を特定する必要があります。
この釣りは闇雲にやっても釣れません。
まずはデカアジが回遊しているか情報を集めましょう!!
一番手っ取り早く情報取集する方法は、釣り場近くの餌屋さんでの情報収集か地元の飛ばしサビキかカゴ釣りでアジを狙っているオジサンがいてるかどうかです。
地元のオジサンがいてる場合はデカアジが釣れている可能性があります。
デカアジの回遊が確認できたなら、潮のタイドグラフを確認しましょう。
まずは干満の状態に時間の確認をして、次に来る時は潮で魚が活動しているのか、時間で活動しているのかを確認しておくと良いでしょう。
次は干満で魚が動く場合は潮の水位も見ておきましょう。
特に水深の浅い釣り場ではある程度の水位に達しないと魚が入ってこない場合や、満潮でも下げに入ってすぐに魚が出ていくことがあります。
どれくらいの水位を保っていると魚が釣れるのかを確認しておくとよい。
(大潮の新月や満月は潮の変化や水位の上下が激しい)
また、時間で魚がエサを食べている場合は時合いの前後2時間で(計4時間)を目安で釣行しましょう。
前後2時間の理由は潮によっては時合いは前後する事が多く、時間のタイムラグも発生しやすいからだ。
(例えば午後16時~午後17時までが時合いだったのが17時~になったり15時からだったりのズレが生じる事が頻繁にある)
フカセ釣りでデカアジを狙う(アジで使用する配合エサと仕掛け)

アジは回遊魚なので回遊ポイントに足止め用に撒きエサを入れる必要がある。
そのため、底に貯める必要よりも定期的に回遊ポイントに撒きエサ入れ続けることが魚を寄せる重要なポイントになる。
なるべく同じポイントに通って同じ時間に同じ場所にコマセを入れれば魚は同じポイントをループし始める。
このループができれば魚は定期的に釣れるようになる。
ループしてもらうにはまずは嗅覚と視覚に訴える必要があるので、配合のメインベースはアミエビが良い。
(アミエビは青白く光り、匂いもキツイ)
(アミエビ単体の集魚力も非常に高い)
アミエビ関しては多ければ多いほど魚が寄りやすく、魚を寄せやすくなる。
もちろんだが、アジ以外の雑魚(フグやサバ)も寄りやすい。
ただ、アミエビだけでは、遠投が難しく、沈下速度も遅い。
そのため、アミエビ単体だけでコマセを打って釣りをしても流されやすくポイントもズレやすくなる。
そこで、沈下速度と遠投がしやすいようにまとまりの良いコマセを作る必要がある。
一番手っ取り早くコマセを作る場合(3時間釣行)
- アミエビ 2㎏
- チヌ用の遠投用配合エサ 3.5kg 一袋
(チヌ用の配合エサには一通りの必要な要素が揃っている。ただ不要な物入っているので注意。)
(特に麦等は食べない事が多く、チヌのような視覚効果も薄い)
コスパ優先コマセの場合(3時間釣行)
- アミエビ 2㎏
- 素ぬか 1.5㎏ 2袋
- 砂 2kg
(ある程度比重とまとまりをが必要。比重があれば遠投がしやすく、アジのタナが深い事が多い)
(砂を入れることで深いタナまでコマセを効きやすくするのが目的)
半日でタップリ数狙いの場合(6時間釣行)
- アミエビ 4㎏
- チヌ用の遠投用配合エサ 3.5㎏
- 素ぬか 3㎏
- 砂 2㎏
使用タックル
- グレ竿 1号未満530~500
- リール 2000番以上(レーバー付きなら尚良い)
- 道糸 1.75号以上であれば良い。
- ハリス 1.5号以上で良い
- 針 グレバリ 4号
磯竿は柔軟性を優先して号数は柔らかい竿を使う方が良い。
(アジは意外としっかりフッキングしないと針外れが多発するので竿は先調子タイプのグレ竿がオススメ)
デカくなっても口は柔らかく、バレやすい、針もグレ針の小さめを使用しているのはできるだけ針を飲ませる作戦。
(オキアミLLを使用していた時にグレ針7号で釣っていた時は針外れが多発した。)
また、デカアジはシラスやカタクチなどの小魚を食べていることが多いので、オキアミより、シラサエビをサシエサに使用した方が食いつきが良い。
オキアミをメイン使用したいなら大きめLサイズ以上がデカアジ率が高かった。
使用タックル仕掛け図

※グレ針6号となっていますが、実際は4号を使用しています。
フカセ釣りでデカアジを狙う(実釣の様子)
- 釣行日 11月5日
- 釣り人 TINUO
- 釣り方 フカセ釣り
- 潮 大潮(満潮の前後2時間)
- 釣行時間 16時~20時迄
- 場所 和歌山県水軒
満潮と夕マズメがしっかり重なっているタイミングを狙い。
尚且つ風が背になるように釣りをしています。
このポイントはアジの回遊ラインが遠く遠投の必要があり、だいだい竿5本くらいの所を狙う必要があるからです。
(だいたい釣り場から30mライン)
そのため、撒きエサはコマセの方がポイントに届かせやすく、撒きエサとしては使いやすい。
ところが尺を超えてくるアジになるとシラスなどの稚魚を食べることが多く、オキアミよりもシラサエビの方が良く食べるのです。
そこで、サシエサ程度にシラサエビを少量でも持っておくとデカアジ率がグッと上がり、狙い通りの本命が釣れやすくなります。
私も今回はサシエサにシラサエビを用いて釣りをしました。
夕マズメは良い時合いが重なり連発で食ってきましたが、暗くなるとポツポツ当たる程度になり、食い込みも渋い。
そこで、誘いの頻度を一気に上げると、誘った瞬間に食ってくるようになり、時合いが過ぎてもデカアジを追加。
ただ、水位が低くなると、魚の気配が消えて、全く何も釣れなくなったところで納竿にしました。
アジ釣りにオススメアイテムの紹介
釣研 TランサーS 3B
遠投に優れていて感度も良好。
特にアタッチメントが豊富で汎用性も非常に高い。
使い手を選ばない素晴らしいウキです。
釣研 NTトップロング
目が悪い人にはこちらの替えトップがオススメ!!
特に遠投した時やトップを細かく区切っているので小さいアタリが見やすいの魚の吸い込みアタリが捕らえやすくなります。
前アタリが分かると、本アタリを構えて待っておけるので掛けやすいです。
釣研 NTトップケミ
釣り研NTトップはTランサーにケミホタルや電ケミを使用するのに必須のアイテムです。
これがあれば、仕掛けをチェンジすることなく、トップを交換するだけで夜釣りが楽しめます。
Tランサーを購入されている方なら是非購入をオススメします。
非常に便利なアイテムですよ。
ルミカ 電ケミ 37
こちらの電ケミは非常に明るく長時間の点灯が可能な商品です。
特に遠投するこの釣りでは薄暗い電気ウキやケミホタルではハッキリしたアタリは分かりずらい。
この商品は1個で600円と高価なのですが、普通のリチウム電池よりかは非常に長持ちで、連続点灯48時間も可能なのです。
スイッチ式で、オン、オフも簡単。非常に便利なアイテムですよ。