今回はYahooの知恵袋にあった質問・相談内容を取り上げようと思う。
フカセ釣りで使用するオキアミの量に疑問を持ったことはないだろうか?
例えば、このようにチヌフカセ釣りでチヌ釣りの撒き餌(オキアミ量)の(コマセ)で考えてみよう。
よく雑誌なんかでプロの人の撒き餌を見かけますが、40cmバッカン山盛りで半日分とか書いてあります 。
「正直むちゃくちゃ量が多い」と思ったことはないだろうか?
オキアミ生4枚に集魚袋を4~6袋を半日で撒まいている計算だ!!
そんなに撒かないと釣れないものなのか!?
撒き餌だけでチヌがお腹いっぱいになってしまいそうな気がしますが・・・ 。
そこらの堤防でチヌ釣りしてる素人は、仕掛け投入して撒き餌を一杯かぶせる程度がほとんどです。
プロは毎回5杯とか打っているんだろうか?
本当にこのような量が必要な理由はいったいなんなんだろうか?
目次
フカセ釣りオキアミの量はいったいどれくらい必要!!(知恵袋の解答者)

質問内容
よく雑誌なんかでプロの人の撒き餌を見かけますが、40cmバッカン山盛りで半日分とか書いてあります 。
正直むちゃくちゃ量が多いと思うんですが、そんなに撒かないと釣れないものなんですか?
撒き餌だけでチヌがお腹いっぱいになってしまいそうな気がしますが・・・
そこらの堤防でチヌ釣りしてる素人は、仕掛け投入して撒き餌を一杯かぶせる程度です プロは毎回5杯とか打ってるんでしょうか?
量が必要な理由が知りたいです 15年位前はこんなに量が必要とか言われてなかった気がします
質問による解答内容
それはちょっと酷過ぎですね 1日で、40センチのバッカン1つぐらいまででしょう。
40センチのバッカンと言えば、オキアミ1枚3kgを4枚に集魚剤4~5袋は、入りますので。。
それを2つは、いくらなんでも撒き過ぎでしょう 。
とは言え、秋口の高水温時なら餌取りも多いので、40センチバッカン2つもっていく人稀に見ますよねえ。
でも実際問題、↑までの撒き餌さは、撒き過ぎだと思いますが、撒き餌さは多いほどいいですよ。
多いほど魚は寄りますし付け餌も同調しやすいです。
お腹いっぱいになるかもしれませんが、寄せてなんぼです。
寄せない事には釣れないです。
実際問題よく撒く人は、杓で5~10杯ほどまいて仕掛け投入して3~5杯ぐらい撒いてますよ 。
ちなみに僕の場合は、突堤でなら1日ならオキアミ3kgを1~2枚に集魚剤1袋 磯釣りなら1日で、オキアミ3kgを2~3枚で、集魚剤2袋ぐらいです。
あまり撒くとお金も掛かるので、自分でも決めてますが、あまりたくさん持って行っても渡船利用は危ないですよ。
それは、自分だけじゃなく荷物の受け渡しを手伝ってくれてる人も危険をともないます。
あとたくさん撒いて釣れてもそれも釣果かもしれませんが、それは餌が多いから釣れただけであって釣ったんじゃないと思います。
雑誌とかの取材は、どうしても釣果がほしいので、沢山撒くと思います。
あと釣りクラブに入ってる人は、多く撒く人が多いように思います。
先輩からの教えもそうですが、人に釣果で負けたくないからたくさん撒くのでしょうね
確かに「それだけ撒いてどうするねん!」と思いますね。
それも撒く時間ばかり掛って「いつ釣りすんねんw」と思います。
釣り番組なんかを見てても、最初から最後まで見ることがないのでどんな撒き方をしているのか気にはなります。
小さなカップの勺だと、撒く回数は半端なく多くなります。
プロと言うかあの人たちの行くところはたいてい一級ポイントでエサ取りも多い、そういったことから必然的に撒き餌の量も多くなるのでしょうね。
それに撒き餌の中でもチヌが食べるのはオキアミやアミエビ、牡蠣殻や押し麦などなので、煙幕や臭い用の「粉」の部分は計算に入れないとすればそんなに多くないのかもしれません。
私の場合、朝はゆっくり目から夕方までで40cmバッカン8分目くらい、アミエビ入れずオキアミも3kgだけ、配合餌2・3種類くらいで少なくとも一つは徳用サイズ、こんな感じです。
仕掛け投入前に投入し、投入後に数回撒きますね。
一発で撒き餌が決まった場合も追加で投入します。
昔、エビ撒きしかしてないようなポイントで(しかもきちんと撒いてる人がいなかった)私だけガッツンガッツンオキアミと配合餌を巻いてたら渡しのところだけ釣れたことがありました。
(その後しばらく行かないうちに何故か紀州釣り場になってましたがw) やはりそれなりの量は必要なようです。
プロというかトーナメンターの撒き餌の打ち方は特徴があります。
◎トーナメントの場合、短時間勝負なので早く撒き餌を効かせる必要があり、量を多く撒くのが効率的。
◎エサ取りを足元に釘付けにするには大量の撒き餌が必要。
これもトーナメント仕様。
◎記載にある通り、チヌも撒き餌を大量に撒くとお腹いっぱいになります。
トーナメントで撒き餌を大量に準備する最大の理由は時間が来て釣り座交代の間際の撒き餌の打ち方にあります。
エサ取りが多い場合はそれまでの足元撒き餌を止めて本命ポイントにバンバン打ちます。
もちろん、次に釣り座に入るライバルにビハインドを与えるためです。
エサ取りが少なくても撒き餌をバンバン打ちます。
もちろん、本命魚の食い気をなくすためです。
プライベートの釣りなら自分のペースで釣りが出来ますが、特にトーナメントの場合、撒き餌が多い方が展開を有利に持ち込めることが多いです。
餌取りの数とか潮の速さでも変わるとは思いますが、撒き餌は多い方がいろいろな状況に対応可能なのは間違いないと思います。
私はオキアミ3Kに3K位の量の集魚剤を2袋で朝6時から14時くらいで使い切っています。
TVとかでプロの方が沢山撒いておりますが、プロの方が撒く撒き餌さ(配合餌)には必ずスポンサーがいて、コマーシャルも兼ねて釣り番組等を制作しているという事を考えると、自ずと答えは出るのではないでしょうか。
ちなみにいろいろな種類の配合餌をブレンドして撒き餌を作っていますが、だったら初めからブレンドした配合餌を販売しろとTVとか動画を見るたびにいつも思ってしまいます。
私の例ですが、40センチのバッカン八分目で4~5時間ですね。
1日が何時間釣るのかはその人次第ですが、ある程度の量は必要です。
足らないよりは余るくらいは持って行きたいです。
トーナメンターの方々は特に蒔きます。
1回の仕掛けの流す時間が短かったりしますから。
そうなると蒔く回数も増えます。
後はカップのサイズ。
15cc以上のカップだと1回の量も増えますから。
そして餌取りの量など実際に行かないと分からない状況に合わせるためにも、想像以上に準備したりしますね。
蒔いているときも、マキエの幅を効かせるため回数蒔いたりもします。
魚としてはマキエを全て食べるわけではないので、問題ないかと。
マキエの切れ目が縁の切れ目…そんな言葉も聞いたことがあります。
プロではないですが、トーナメンターです。
雑誌に出ている人たちと一緒に釣りをすることもよくあります。
常に準備する撒き餌は多いです。
1日で40センチバッカン八分目を3セット使うこともあります。
釣る前にその日の状況がわからないので、最悪の状況を想定して撒き餌を準備します。
(特に雑誌の取材や大会などでは多めになります)
餌取り対策や、回りの釣り人に撒き負けない量が必要になります。
寄せてこなければ釣れないという考え方です。
15年くらい前も、有名な人たちはたくさん撒いてました。
私自身、15年前と比べると撒き餌の量は多くなっています。
しかし、釣れる量も増えました。
地元の波止などでは、さすがにそこまでは撒きませんが、釣りのペースは早いので撒き餌も回りの人より多くなります。
正直むちゃくちゃ量が多いと思うんですが、そんなに撒かないと釣れないものなんですか?
多分ですけどノッコミ時期だけですよ。
ノッコミ期は泳ぎ回るチヌの群れを寄せて釘付けにするために広範囲から寄せれると釣れる率・釣れる数が多くなりやすいのです。
因みに40cmバッカンの適量としては15キロ程度までです。
オキアミ3枚(9キロ)にチヌ用の集魚剤だと2~3袋です。
これ以上摘めると水と混ぜる際にエサがこぼれて上手く混ぜれません。
それと杓立てやエサ箱などもつけにくくなります。
まあ思いっきり摘めても18~20キロ程度ですけどね・・・入りきらない部分は別の袋で磯クールやクーラーに入れたりします。
プロは毎回5杯・・・ 撒きエサの使い方を知らない人の場合は多いと感じるかもですが、効率よく釣ろうと思えばエサの量は必然的に多くなります。
エサトリをかわす場合などは1投で10杯くらい撒いてやることもありますよ。
例えばエサ取りがめちゃくちゃ多い場合・・・足元に4杯(まず足元へ寄せる)→やや沖に3杯程度撒いてその沖に仕掛け投入(沖へ出て行くエサトリを仕掛けの手前で止める為)→さらに最初と2回目に撒いた所の間に2杯程度撒いて沖に出ようとするヤツを手前に寄せる→最後に仕掛けに1杯かぶせる・・・などですね。
あくまで1例ですし、確実に成功はしないでしょうがエサトリを仕掛けに向けさせないためにこのような工夫をするわけです。
これで数回に1回でも本命を捉えれたら、何もしない人よりは高確率で釣れるようになります。
量が必要な理由 プロ(テスターの事と思うけど)は、釣ることで新たな道具を開発したりテストしたりします。
つまり道具の開発には釣れないと分らない事が多いのです。
ですから「高確率で釣れるように」ベストシーズンに釣れやすいようにしてるわけです。
テスターと言えど毎日のように釣りにいけるわけではないので、いけるときにしっかり釣れるようにしてるのです。
エサのテスターなどですとメーカーから割引きで買えたり、一定量支給されるなどもあるので一般人が買うのとはちょっと事情が違います。
釣る理由も食べるためとか単純なものではないですよ。
道具の開発・試合の練習・新たな引き出し作り・新しいエサに対する仕掛けの工夫など理由は様々なのです。
撒き餌だけでチヌがお腹いっぱいになってしまいそうな気がしますが・・・ 最後になりましたが、お腹一杯になっても魚はエサを食べます。
分りやすい良い例が「金魚の糞」です。金魚は出しながらエサを食べますよね?
アレと同じことがチヌにも言えます。
確かに空腹時よりは食べ方は鈍りますがそれでもエサは食べるのです。ですから潮がよく活性が高いといくら撒いても釣れ続けます。
フカセ釣りオキアミの量はいったいどれくらい必要!!(私の考え)

よく雑誌なんかでプロの人の撒き餌を見かけますが、40cmバッカン山盛りで半日分とか書いてあります 。
「正直むちゃくちゃ量が多い」と思ったことはないだろうか?
オキアミ生4枚に集魚袋を4~6袋を半日で撒まいている計算だ!!
そんなに撒かないと釣れないものなのか!?
私の考えは短時間(およそ3時間くらい)の釣りなら、オキアミ半角1.5kgやアミエビ1kgでも充分だと思う。
ただし、このような少量の餌の場合は餌をしっかり効かせる為にも周りに釣り人がいないところやいない時間に釣りをすれば十分に魚を寄せて釣る事ができる。
ところが、釣り人が何人もいてるような場所だと必然的に魚の分散が起り、少量の場合は集まりが悪くなる。
この場合は魚を寄せる力で負けないようにする必要があると考える。
同じ釣行時間でそのような場所に行く場合はオキアミ3㎏ブロック1つかアミエビなら2kgのブロック1つは最低持って行く。
もちろん半日(6時間)プライベートの場合はオキアミ3kgに集魚袋が1袋とヌカ2袋。
釣り雑誌で大量の撒きエサで半日分とかははっきり言って餌を沢山売りたいメーカーの意図を感じる分もあるが。
沢山釣りたいや、確実に釣りたいなら、大量の餌を持って行くことをおすすめする。
エサ取り対策の撒きエサワークや場所移動も餌が無ければできないからだ。
とはいえ、エサに高額かけれる人と難しい人とのお財布事情は違うと思うので、無理のない範囲で餌を購入するのが一番だと思います。
結論、オキアミの必要量は少量でも釣れるが多いに越したことはない。
極論、はオキアミは無くても釣れる時は釣れる。
撒き餌だけでチヌがお腹いっぱいになってしまいそうな気がしますが・・・ 。
これは普通にあることで水槽で飼育しているキビレやババタレなどもある程度餌を食べると、餌に興味を示さなくなり食べません。
魚にも満腹中枢などがあると判断したほうが良いと思います。
金魚のように餌を与えれば与えただけ食べることはないような感じはします。
ただ飼育いている魚は決まった時間に必ず餌を与えているので、自然で生活している魚よりも餌への執念はないかもしれない。
プロは毎回5杯とか打っているんだろうか?
本当にこのような量が必要な理由はいったいなんなんだろうか?
プロは毎回5杯とかではなく状況次第で1投ごとに10杯以上撒くことは至って普通のことだと思う。
時間が限られているトーナメントとかだと効率優先になるので、撒き餌の量は必然的に多くなる。
また、やはり大量の餌を持っているだけで、釣りの展開を有利に進めやすくなるので必要以上の餌を用意することもあります。
フカセ釣りオキアミの量はいったいどれくらい必要!!(まとめ)

コマセに使うオキアミの量は釣り人が好きなように決めれば良い。
人それぞれの考えとこだわりがあり、どれが正解などはない。
釣りは魚が釣れたら正解なので、人の真似から新しいことのチャレンジをやってみると良いだろう。
最近ではYouTubeでコスパ最強コマセの作り方などが動画でアップされており、調べればどこにでも情報は転がっている。
一日のオキアミの量を半角1個~オキアミ生3㎏ブロックを4.5枚用意する方もどちらでも魚が釣れるので、あとは自分のお財布事情でやれば良い。
私も基本的にオキアミブロック+集魚材袋+刺し餌までの用意を3000円未満までと決めて釣りをしてる。
餌代をどこまで出せるのかになる。
お金をかけれない人は、最小量で釣れるポイントを探し、釣れる技術を身につければ、いちいちオキアミやコマセの量で悩むことがなくなります。
それを一年を通して常に、同じコマセで釣りをすれば色々見えることもあると思います。