サクラが散り始めて急激に暑くなりましたね!!
風も北西よりかは南西の風が多く、いよいよ夏に向けての季節の移り変わりを感じます。
人間が季節の移り変わりを感じていれば当然ですが魚も活動が盛んになってきます!
そんな時に面白くなって来るのが乗っ込みチヌ・キビレになります。
とくに大阪湾の南側では、桜が咲くと同時にチヌが一気に乗っ込みに入り、キビレも河口から内湾や堤防に寄って来て、貝やバチを食うタイミングになります。
このような魚は普段の泳いでいる層よりも浅いところまで浮いてきて、餌を食うようになります。
いつまでも底付近ではないので、思い切って浅いタナも狙ってみてくれ!!
目次
クロダイをエビ撒き釣りでピンポイントで狙い方を解説!!(ハネとの釣りわけ方)

この時期にチヌはとにかくタナが安定しない。
前日の水温や場所によっては高確率で浮き沈みが激しいのがこの季節だ!!
ではどういったところでチヌが浮き沈みするかというと、障害物周りになる。
当然だが、チヌは障害物に付いたカキやチヂミ貝などをガリガリやっていることが多く、浮桟橋や堤防の際などガリガリしている。
それ以外はカケアガリや敷石などのゴガイ類・岩ガニやエビ類を食っている。
エビ撒き釣りでチヌを狙い打ちするなら浮桟橋や台船、堤防際に見えているチヌを狙うと圧倒的に釣りやすく、1匹見ることが出来れば、近くにはあと5匹くらいの同じサイズのチヌがいてる可能性があるので、まずはチヌが浮いていないかを確認する事が大事だ。
浮いているチヌが貝類をガリガリやっている場合は近くにエビを撒いてみよう。
チヌがエビに興味を示したら必ず食ってくるので、自分の姿をチヌ見られないように姿を隠すかチヌと距離を取ることが大事になる。
魚にバレれば、その場から立ち去って逃げて行くので注意をしながらエビを投入すること。
ここで魚に活性があるとチヌだけでなくハネもシラサを食ってくるここでチヌとハネを釣りわけが必要になる。
極端にチヌの活性が高い場合は圧倒的にハネよりタナは浅くなる。
(チヌが水面に浮いてる状態で目で魚が何かをやっているのが確認できる状態!!)
例えばハネが3ヒロならチヌは2ヒロくらいまで浮いて餌を取る。
この時期チヌは場所によってはハネより浅いタナでうろつくことも多いので、ハネが釣れたら半ヒロ~1ヒロ浅いタナで狙うと連発しやすい。
また、浅いタナで食うチヌは大型も多く、浅ければ浅いほど大型になりやすい!!
ところが、魚が浮かない場合はハネのタナは同じだが、チヌは一気に深くなり、底付近になる。
(前日の冷たい雨や急激な水温低下)
ここで注意するべきは海藻の存在だ!!
チヌは好んで海藻の中を泳ぐことがない、その為にサシエサを海藻の中に潜りこませてしまうと、釣れなくなるので注意が必要。
必ず海藻より浅いタナに設定しておくことがチヌを釣ることの秘訣になる。
クロダイをエビ撒き釣りでピンポイントで狙い方を解説!!(ハネとの釣りわけ方仕掛け編)

この仕掛けの強みは魚のタナを探れるところだ!!
水深の浅い所ならあまり必要がない仕掛けだが、ある程度の水深がある場合や魚の動向が掴めない時は無類の力を発揮する。
(目安は竿1本5m以上の水深があるところで絶大な力を発揮する)
魚が居てるのに食わない時などは食っているタナが合っていない事が多いので、この仕掛けで上から下までを隈なく探ると良い。
ある一定の所でタナをキープしたい場合はラインを送るのを止めて穂先でラインを張ったまま止めると穂先にコツとしたアタリが出る。
アタリが出てからはラインを出して送ってやると最終的に竿先まで一気に持って行くアタリが出るのでそこまで放置しておくと良いだろう。
(たまに違和感で餌離して去る事もあるが興味を抱いてるので、もう一度同じところを狙うとすぐに食ってくるのでご安心を)
この季節のチヌの場合は水温次第で浮き沈みするが、近い時間帯では(1.2時間程度)食うタナはほとんど前後しない。
ただし、半日して潮が干満潮の動きがあると魚も動くので当然ですがタナは変化すること頭の中に入れて置いて下さい。
クロダイをエビ撒き釣りでピンポイントで狙い方を解説!!(ハネとの釣りわけ方実釣)

4月3日の釣果
- チヌ 42cm~45cm 2匹 3ヒロ~4ヒロ
- キビレ 43cm~47cm 2匹 3ヒロ~4.5ヒロ
- ハネ 47cm 1匹 3ヒロ
この日は前日の雨が効いて水温が明らかなに低下をしており魚が浮いていなかった。
とりあえず2ヒロからタナを探ぐったが、ウキが全く見えなくなった所でアタリがあり、徐々に深いタナに調整して、魚のタナを探していく。
3ヒロからウキが見えるところでウキが横に走って沈んで行くアタリが見える。
おそらくは、3.5ヒロくらいで食っている可能性が高いと感じて、タナを徐々に下げてウキを深く沈めなくてもアタリが出るところに設定して再度仕掛けを投入していく。
ウキが沈じみ始めたところぐらいで、ウキが潮の流れと逆方向に動き始めたので、すかさず合わせて、魚を捉えていく。
どうも、食いが渋いようで針外れも多い。
しっかりとウキが大きく動くまでは道糸を送りこむほうが良いようだ。
結局。昼まで粘ったが釣り上げる事が出来たのは5匹とまずまずの釣果で終了した。

昼で納得いく釣果を得られなかったので昼過ぎからも参戦。
すると、今度は夕マズメまではだんまりを決め込んだチヌとキビレ達。
やべ~。中途半端に釣ったり、バラシたりした事が魚の警戒を上げてしまい、サシエに魚が近づいてこない。
ところが、夕暮れになると魚に食い気が出て来て浅いタナでアタリ出し、1ヒロ~1.5ヒロくらいで連発!!
夕暮れから夜になると今度は全く魚の反応が消えて、釣れなくなったのでここで納竿をした。
大阪湾でゆっくりジワジワとタナを探る釣りをするならトーナメントゼクト0αがオススメ。
特にシラサエビを使用する時はガン玉G7、G8を使用する事が多いので、このウキが丁度良い。
サイズはⅯが一番使いやすいが磯と兼用を考えるならLサイズが良いだろう。
クロダイをエビ撒き釣りでピンポイントで狙い方を解説!!(ハネとの釣りわけ方)まとめ

この時期はとにかく魚のタナを見つける事が大事になる。
タナを間違えると全く釣れなくなるので注意が必要だ!!
特に昼からは急激な気温の上昇が水温の上昇を招いて魚のタナを押し上げていることが多い。
いつもの感覚で底付近ばかり釣っていると肝心な魚を逃しかねないので、是非とも色々なタナを探ってみてくれ!!